第19回 福知山マラソン
2009年11月23日(日) 福知山マラソンコース(日本陸連公認コース)
メグさんの完走記です

≪スタート前まで編≫

朝、5時55分発の福知山行きに、ひつじさんと乗車。
なんと!
ひつじさんは、お家から大阪駅まで走ってこられたとか???
ここで14km也。
車内は、同じマラソンに向かう人たちで、めいっぱい、寿司詰め状態。
2時間20分余り立ちっぱなしかぁ・・・。
っと思っていたら、どなたかが席を譲って下さった。
ひつじさんはワタシを座らせて下さり、ご自身は立っておられる。
なんと、申し訳ない。
宝塚と三田で「座ってください」と言ったんだけど、
今日のレースのことを気づかって下さり、ワタシはずっと座って行くことができました。
電車は、霧のため11分遅れで、8時29分、福知山到着。
改札を出るまでも、ずいぶん時間がかかった。
そこからバス乗り場までも、のろのろ状態。
乗り場へは来たけれど、バスが待てども待てども、なかなか来ない。
ワタシたちの後ろにも、どんどん人が貯まってくる。
けれど、バスは来ない。
電車の中で、なにか食べればよかったと、ここで後悔。
何度も福知山は走ったけれど、バスはすぐ来ていたし、会場まで、極々スムーズ
にたどり着けていたから、会場へ着いてから食べようと軽く考えていた。

さて、バスは9時20分にようやくやってきた。
ワタシたちは乗車できたけど、乗れない人がいっぱい。
ワタシたちの時間でも、ぎりぎりだと思っていたのに、まだ乗れないとなると、
スタートに間に合うのかなぁ・・・?
後の人たちが、スタートに間に合いますようにと、心で祈る。
そして、乗車してすぐに、乗ったことをたここさんにメール。

バスを降りると、すっごく心配そうなたここさんが、満面の笑みをたたえて迎えてくれた。
伴走のたここさんが先に来て、肝心のランナーがなかなか来ないんだもの、
それはそれは居ても立ってもいられなかったでしょうねぇ。
大変大変お待たせしました。m(__)m
即座に受け付けをして、たここさんにはロッカーのところで、ゼッケンをつけていただき、
ふきこさんにはチップをシューズに着けていただいた。
ありがとうございました。
そして、たここさんの機転のおかげで、トイレの列を待ちながら、どらやきを食べることができた。
再度、ロッカーへ行き、帽子をとって、ランパンのポッケに喉飴を入れた。
スタートラインに行こうとするけれど、まぁ!
とてつもない人、人、人・・・。
そこをたここさんの誘導で、どうにかこうにかAブロックへ行くことができた。
ふぅー!
間に合った。
10時10分過ぎだったかな?
いろんなブラインドランナー&伴走者さんとおしゃべりすることが出来た。

≪スタート!≫
10時30分、スタートの号砲!!
ブームとは恐ろしい。
ものすっごぉーい人!!
スタートして10分あるなしで、おそらく?
追い抜こうとする人だと思うが、誰かの脚に躓いた人が「藁をもつかむ」
って感じでワタシの腰のあたりに両手でつかまってきた。
ひえぇー……
しかし、ここでは難を逃れて転倒はまぬがれた。
福知山の風は大阪と違い、そよぐ風でも、とっても冷たい。
ワタシにとっては良風だ。
(ここ、わざとこの字にね)
いい感じで走れてる。
何時の間にか、ひつじさんが後ろについて下さっている。
「伴走者を乗せるバスは、既に行ってしまったので、走って行ってください」と、
スタッフに言われたとかで、
ここに来ることが出来たらしい。
それにしても、この人ごみの中、よくぞみっけて下さった。
本当にありがとうございます。
たまには帽子の先から出てるしっぽも役に立つかな?「うふふっ」
5km過ぎだったかでも、後ろから来たランナーに足を掬われそうになった。
気持ちが焦るのはわかるけど、一言もなかった。
ずっとキロ6をわずかに切って走れてる。
音楽隊のエネルギッシュな演奏で足音が聞こえなくなっても、たここさんと足並みは一つ。
演奏から遠く離れたときに、それが判る。
たここさんは人気者♪
いろ〜んな方が声をかけて下さる。
love you Tokyoのチェイスさんが風のように駆け抜ける。
たここさんの所属されてる、楽ランのチェイスさんです♪

針小路さんがやってきた。
いい感じで走っておられるので、つかせていただくことに。
7kmだったか、8kmだったか、カカリチョーさんの声!
タイガースメガフォン持ってる、持ってる!
まだまだ元気なので、手を振る余裕♪
寒い中、応援ありがとう。
目標にしてた、針小路さんは給水に寄られ、そのまま進む。
けれど、さすがは針小路さん、すぐに追いついてこられた。
でも、なんかペースアップされてる様子。
どんどん離れてく。
ワタシは自分のペースを守る。
たここさんは、ずっと1km毎のタイムを知らせて下さっている。
12km過ぎだったかで初めての給水、ひつじさんがとって下さった。

 15kmを過ぎたとき、アクシデント発生!
今レース3回目の激突。
それまで、ひつじさんが後ろについて下さっていたのだけど、
前方のランナーに声かけするために、前に出られてすぐ・・・
右後ろから来たランナーが体当たりしてきた。
ワタシは転倒。
でも不思議、気持ちがランモードになっているのか、ぜんぜん痛くない。
さっと起きて走ろうとしたとき、たここさんがチップが無いことに気づいて下さる。
ひつじさんが拾ってくれて、ワタシは手で持って走る。
このとき、靴紐がちぎれていようとは、ぜんぜん気づかなかった。
あのランナー、振り向きもせず、一言も無く行ってしまった。
(後で知ったのですが、軽く会釈をされたのか?
目でお謝りになったのか?
それとも、ワタシの気が張っていてお声を聞き逃したのか?
大会ゼッケンを着けていたワタシには判りませんでした)
みんな、タイムばかり追い求めてる。
「人のふり見て我がふり直せ」
ワタシはランナーである前に、社会人でありたいと思った。

まだまだ好調♪
ひつじさんは、ペットボトルのスポドリをもって走って下さっている。
いつでも給水が出来る。
ひつじさん、ありがとうございます。
オリーブさん&Y田さんが声をかけて下さった♪

 やがて、ハーフ地点。
ここから、ロープは、ひつじさんが持って下さった。
たここさんはチップを手でもってることを、スタッフに訊いて下さっている。
それに寄ると、やはり、膝から下に着けないとマットが反応しないとかで、
折り返しを過ぎた24.5km地点で立ち止まり、たここさんが左足につけて下さった。
このとき、初めて右足の靴紐がちぎれていることが判った。
25kmを過ぎてから、だんだんスピードが落ちてきたのを感じる。
ここで自分を元気づけるために、ずっと心の中で言っていた言葉。
それは「ありがとう」を五ヶ国語で交互に言っていた。
「ありがと〜」「シェーシェ〜」「サンキュ〜」「メルシ〜」「ダンケシェ〜ン」
これ、リズムがとってもいい♪
「カムサハムリダ」言おうとしたけれど、これ、リズムに合わないので省いたの
がいけなかったかな〜?(笑)
どんどん落ちてきた。
負けずに、ありがとうをつぶやく。
30kmだったかな?
ハルちゃんが、実に軽いタッチです〜いす〜いと駆け抜けて行く。
じゅんたんさんも風のように駆け抜ける。

32km過ぎには、たここさん所属の楽ランチームのエイド。
ジャスミンティー、おにぎり、パイナップルをいただいた。
どれも、すっごく美味しい!!
パイナップル、と〜ってもジューシー♪
ありがとうございます&ごちそうさまでした。
ひつじさんは「1km1km大切に行きましょう」って言って下さる。
34km過ぎで、中村さんチームが「長居あと3周、頑張ろう」って軽快に追い越して行かれる。

 35kmのマットを踏む。
あと7km。
1キロ1キロ少なくなって行く。
もう五ヶ国語のありがとうが出なくなってきた。
ここからは、1、2、1、2、ファイト、ファイトと1キロを刻んで行った。
たここさんがゼリービーンズを下さった。
これ、もう、日本には売ってないんですよねぇ。
たここさんからエナジーをいただいて、ファイナルモードです!!

 40kmのマットを踏む。
しばらく行くとカカリチョーさんのエール!!
「一緒に来て?」と手招きをする。
カカリチョーさんのすっごく困ったお顔が目に浮かぶ♪「ふふふっ」
困ったお顔、す◎♪
あっ、うずらさ〜ん♪
ラスト500と、ひつじさん。
再びカカリチョーさんのエール!!
今度は反応の余裕なし。m(__)m
そして、そして、そして、ゴ〜〜〜ル!!

 思えばフルの完走って、そう・・・二年ぶりかなぁ・・・。
二年前の篠山を、つぶれながらも、あの暑い暑い篠山を4時間11分で完走して以来の、フルの完走です。
二年前の福知山はハーフ地点でバスの人となり、
去年の加古川も22km地点で車の人となってしまった。
もう、フルは走れない、走りたくないと思ってた。
けれど、今年の3月の箕面〜妙見のアフターにて、たここさんからみなぎる言葉をいただいた。
それで元気が沸き上がってきた。
そして「秋の福知山、一緒に走って?」(^_-)-☆
とお願いをして、今日のこの日!!
なんだかんだといっても「完走」が一番!!
「そんなん、あたりまえやん」って言う人もいるかもしれないけれど、
たとえば、いつも健康な人は、その健康の有りがたさに気づかない。
とっても大切なことなはずなのに。
同じように、フルマラソンも、まずは「完走」だとワタシは思う。
その完走の幸せを再確認させてくれた、
たここさん&ひつじさん、心から「ありがとうございました」


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